成功されている某クリニックで患者さんのリコール率を、過去３年間わたって調べてみました。その結果、平均は９５％を超えていました。

そのクリニックで実践されている、アポイントを取る上での「６つの工夫」をお伝えしたいと思います。

（１）治療終了後の第１回目のアポイントは１ヵ月後にする
１ヵ月後の予定なら立てやすく、キャンセル・変更は少なくなります。

（２）担当歯科衛生士自ら自己紹介、もしくは担当歯科医師から紹介してもらう。

治療終了時か第１回メンテナンス来院時に、自分が歯科衛生士であること、名前、メンテナンスで行う事をきちんと説明しましょう。

（３）アポ時間を必ず守る
忙しい現代人にとって、時間管理は重要事項です。

（４）無断キャンセル・予約変更はカルテ（衛生士業務記録）に記録する
いずれの場合でも、記録することで、その方の時間のとらえ方、メンテナンスへ期待度が分かってきます。

（５）アポイントは個人に合わせたバリエーションをもつ
１回にかかる時間も短時間で終わらせたい方、ゆっくり丁寧にやってほしい方、それぞれに対応しています。

（６）「私は特別！」という意識を持ってもらう
カルテに毎回の会話のキーワードをメモっておいて、前回の話題の進捗などを聞いてみるだけで、「覚えてくれている」という特別感を創出することができます。

けっして難しいことではありませんが、みなさんがもしお気に入りのお店で大切に扱われ、嫌な思いをしなかったとしたら・・・、また同じお店で買おうと思うのではないでしょうか？

患者さんのリコール率を上げることも 実は費用もかからず基本的な関係を築けばできるものなのです。

歯科クリニックの増患をプロデュースする、株式会社ケーズでした