日本歯科医師会は、人口10万人に対して50人の歯科医師という国の目標を踏まえたあるべき適正歯科医師数は、8万1641人とする見解を発表しました。
国家試験合格者数が現在と同じ2千人前後で推移した場合、平成34、44年の歯科医師数は10万2787人、9万8571人と依然、過剰状況が続くと予想されます。
また、20年後の日本人口が1億1487万人との推計調査を基に人口10万対歯科医師数50人から算出した「推計歯科医師適正数」は8万409人としました。
新規参入歯科医師数については、20年後に8万人にするためには1万6571人、1年間で829人の削減が必要で、例年の歯科医師国家試験合格者数から計算すると、年間の新規参入歯科医師数は1500人程度が上限と強調しました。
すでに歯学部入学定員数の削減など、「推計歯科医師適正数」に近づけるための動きは進められていますが、一方で歯科医師の質の確保は今後、より重要な課題となりそうです。
将来的にさらに狭き門となるであろう歯科医師の世界。
晴れてその免許を取得し、歯科医療の現場に立てたのであれば、医師としての質、医院としての質の向上に努力を惜しまず日々精進する心を忘れずにいたいですね。
歯科クリニックの増患をプロデュースする、株式会社ケーズでした。
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