高齢者で歯が全くない人は歯が20歯以上ある人に比べて抗うつになるリスクが1.28倍高いということが神奈川大学の 山本龍生教授の研究で発表されました。
これより前の山本教授の研究では65歳以上の歯が19本以下(義歯未使用)だった人は歯が20本以上ある人と比べ1.85倍も認知症になりやすく、2.5倍も転倒リスクが高く、その内歯の本数が0~8本の人は19~28本の人に比べて5.2倍骨折のリスクが高くなったという研究結果が発表されています。
「20歯」は「きちんと物がかめる」と見なされている歯の本数です。
「歯の喪失と義歯の未使用が、要介護状態に陥る要因となっている」という結果でした。
きちんと歯で噛めることで多くの種類といろいろな形状の食物を食べることができ、必要な栄養を採ることができます。
きちんと噛めれば食べることが面倒にならずに食の楽しみや会食の機会も増えることで社会性も失われません。
噛みしめることで体のバランス機能を維持し転倒リスクを防ぐことができます。
大事なのは歯の本数と義歯の使用です。
大事に至らないように虫歯と歯周病の徹底した予防を行い、歯を失っている場合には義歯で補うことで健康な長寿社会を支えていくことが歯科にはできるのです。
先生方のますますのご活躍をお祈りしおります。
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