ユニバーサルデザインに似た考え方として、バリアフリーという言葉があります。
バリアフリーは、何らかの障害を持った人たちにとって障害となりうるものを無くした設計のことを意味します。
これに対してユニバーサルデザインは、はじめからどんな人にとっても障害とならないような設計のことを指します。
バリアフリーのように、恩恵を受ける人を特定の人に限らず、すべての人にとって便利だと思えるようなデザインにするという考え方です。
ユニバーサルデザインの典型例として挙げられるのが自動ドアです。
自動ドアは、杖を持つお年寄りだけでなく、誰にとっても便利だと感じる設計となっています。
歯科医院でもユニバーサルデザインを考えることが求められています。
例えば、以下のようなものです。
○入りやすい入り口
段差をなくしたり入り口を広くしたりして、誰でも入りやすい設計にします。
また、スリッパの履き替えをなくすことでスムーズな出入りを可能にします。
○居心地の良い受付
キッズルームやファミリールームがあることで、来院したすべての人が待ち時間を快適に過ごすことができます。
また受付台は低めにして、車椅子の人や子供にも合う高さに調整しています。
○多機能トイレ
内部を広い構造にして手すりやベビーシートを設置するなど、子供から高齢者まで使いやすい多機能トイレにしている医院もあります。またトイレへの誘導表示をわかりやすく設けます。
○ストレスのない診察室
患者のプライバシーを考慮した個室タイプの診察室や、空間を広くとった開放的な診察室など、快適に診察が受けられる空間づくりがされています。
○痛くない治療
レーザー治療や電動麻酔注射などを使った痛くない治療は、歯科医院を苦手とする人にとってもそうでない人にとっても安心できる診療を受けることができます。
○治療説明用のモニター
CCDカメラによる口腔内映像やレントゲン映像を使うことで、治療の状況を視覚的に理解することができ、誰にでもわかりやすい説明を受けることが可能です。大きいモニターはどんな高さからも見やすい位置に設置しています。
○人体に優しい設備
放射能被曝量の少ないデジタルレントゲンなど、妊婦も安心できる設備が整えられています。
また、徹底した滅菌処理がされていれば感染リスクのない診療を受けることができます。
自分だけでなく家族全員が通える歯科医院というのが、まさにユニバーサルデザインの目指すところです。
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歯科クリニックの増患をプロデュースする、株式会社ケーズでした。
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